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今週の怪文書 No.396

某大学総長への責任追及

 A大学は箱根駅伝で天下の有名校になったが、数年前から続いている怪文書の内容が益々過激になり、スキャンダラスな話題でも有名校になりつつある。去年末に出された怪文書は、ターゲットが大学運営陣トップの総長。過去の怪文書で常務理事を責めたのと同様、「早く辞めろ!」と叫んでいる。学問を教える場で、生徒には無関係な怪文書バラ撒きの嵐。この大学はどうなってしまうのか。まずは、怪文書の内容を。タイトルは〈退任近いS総長は責任を果せ!!〉。A4判用紙6枚6頁に及ぶ長文。
〈私は貴職に対し最近の学内情勢とTの際限ない横暴、金権強欲は貴職の指導、後盾にあったと指摘したが、以前から大学及び校友会関係者が噂していた通り“Sは自分に不利、責任が及ぶ事になると逃げ出すゾ”と云われていたがやはりその通りの事態ではないか。貴職は「米寿の祝賀会」の席上で12月を以て退任の意志を表明したそうだが、政治家独特の感性とはいえ無責任極まりないと断言する。貴職が退任するのは結構だが、その時は同時に独裁者Tも辞任させるべきである。
 既に5期15年、更に欲を出し6期目に入ったが、永過ぎるであろう。…今テレビの対談等で物分りの良い“好好爺”のふりをしているが、教職員や評議員、理事の間では瞬間湯沸器と言われているではないか。週刊誌等の取材の際には“今、俺は飾り物で何の権限もない”と言いながら、裏ではTやN等を理事長に指名したり、業者の選定に口を出したり、非難をかわす為、“お前が管財担当だと俺が中傷、誹謗を受け迷惑”とTの担当を外した事は正に自己保身と権限の行使ではないか。〉
 過去の怪文書ではTが徹底的に解剖され、追及されてきた。今回は、明らかにS総長がターゲットで、Tは添え物として悪口雑言を浴びせられている。ここまでくると、単なる派閥抗争ではなく、私怨も含んだ告発ととれる。
〈貴職は政権党の中枢にいた経歴から、警察庁への不当な指揮権を発動し、私を“温和なしくさせろ”として何か事案を探し逮捕させるべく圧力をかけたが、相手が悪い。先入観をもって“何かやっているだろう”と決めつけての事だったが、理事長が校友を売るのか? この時、警察庁内では相当の危機感をもち大騒動となり、私の前歴を調べ追及すべき事案はないとの結論から公安部員が連絡してきた。私達も困っていると立場を吐露したが、話は受け入れられないと拒否。〉〈Tは野心をもっていたから将来邪魔な存在となる人物を次々と失脚させていった。〉
 新校舎を誕生させる時、土地の購入、造成、建設や、その後の調度品、文具選定などで大きな金が動く。そのおこぼれを巡り、狐や狸が動き回るのだろう。怪文書の主は、自分はその輪の中に参画はしなかったが、時が来て、否、何か事情があって喋っているのだろう。
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