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今週の怪文書 No.402

大手不動産会社No.2を吊るし上げ

 東証一部上場の不動産デベロッパー「K」の経営陣を誹謗中傷する怪文書が話題を呼んでいる。今期、黒字決算予測から一転、赤字転落を発表した直後からの出来事で、怪文書のターゲットは同社実質No.2のN営業本部長専務と取り巻きのゴマすり役員たち。平社員への不当なリストラが進む会社の危機だというのに、自分たちは会社の金で毎日が酒池肉林状態だとしている。今時、そんなことが罷り通るとはとても思えないのだが。まずは怪文書の内容を。タイトルは〈株式会社Kの闇〉。A4判用紙5枚5頁にワープロでびっしり打たれた長文。
〈この男、野卑にして粗暴、東証一部上場企業の役員とは到底想像できぬ人物。賃貸物件建設、管理等の「K」の事実上のNo.2、営業本部長の専務Nである。当人は、初代創業社長(不祥事で退任)の甥。因みに、副社長のNも同様に甥。昨年秋に黒字予想から大巾赤字に修正発表したが、2人のNに責任があることは、社員・投資家のみならず誰の目にも明らかな事実。当然引責辞任すべきだが、昨年の株主総会で決めておいた数億単位の退職金をもらってトンズラでは、社員、全ての関係者はたまったものではない。
 N専務の履歴は、九州出身、東京6大学の一つを中退と称しているが、記録はない。都心に近い高級住宅街の瀟洒な一戸建てに住み、ベンツ愛用の今時のセレブ。しかも、自宅は社宅扱い。社員でない取締役なのに。若い頃は「全く営業力のないサボってばかりいる典型的なダメ社員」。が、オーナー社長の七光り。トントン拍子に出世し、現在の地位に。
 この男のできることは、その風貌でヤクザそのものの口調で配下を怒鳴ること。自分が恫喝することで営業成績があがっているのだと自負。しかし、この部門の幹部社員は表面上は忠誠を誓い、内々の宴席では口に含んだ酒を自ら浴びせられる事を恍惚として喜び、それを見たまともな社員は呆れて退社を決意、下手な宗教団体より異常性は強い。宴会には必ずN好みの女性を出席させ、ホステス代わりに専属対応を強要。散会時には眼鏡にかなった女性社員と2人きりにして送るのが部長の重要な役割。その後その女性達は本社へ異動か、妊娠して辞めるかのどちらか〉。
 文中では、社名、人名などすべて実名で登場している。怪文書の内容の良し悪しは、読んだ人の反応で決まる。書かれている内容を知り、こんなひどい会社だったのかと、株主を辞めたり、経営陣を社員が集団で吊るし上げたりと。捜査当局が動き出したり、マスコミが取り上げたりすれば、怪文書制作者はしてやったりだ。たとえ内容が嘘であってもだ。Kの怪文書は、明らかにN専務1人に的を絞ってスキャンダルを披露している。これは、社内の勢力争いの産物といっていい。怪文書はまだ続く。
〈社員は、皆認識していることがある。この男、無類の女好きであり性欲の塊である。ある部長は毎年、新入社員歓迎会にこの男をゲストで招待し、その年の最も奇(注=綺?)麗な女性社員をあてがうのが恒例。この会社の新入女性社員は美人が多い。学歴、成績、能力も関係なく、容姿が役員の好みに合うかが採用基準。企業の名を借り賃金で買収する、いわば合法的売春組織〉。
 内容はOB、OG、現役社員十数人で情報の交換をし、フリーライターが執筆。第2弾あり、としている。
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