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今週の怪文書 No.408

家電メーカーの“お家騒動”

 たくさんのファンを持つ大メーカー、家電量販店がお家騒動で、社員、株主、所管官庁やメーンバンク、マスコミなどに袋叩きにされている。身から出た錆といってしまえばそれまでだが、株主、外部応援隊も含めて、恥も外聞も無しで罵り合っている。どちらの言い分が正しいのかは、のちに真相が表沙汰にされることになる。
 怪文書の一部は、入手した時に使用している。しかし、その時に内紛は表面化していなかったから、社内の不満分子の戯事かぐらいにしか理解していなかった。が、お家騒動が勃発すれば、社内全体に膿が広がって当然だろう。
 技術力には定評があったA社なのに、製品にはあちこちにガタがきているようだ。まずは、怪文書の内容を。
〈名門雪印乳業は、子会社の一部お粗末社員のお客を裏切る行為により倒産したことは記憶に新しいところである。
 陰で内密に、古い回収した牛乳を新しい牛乳と混入して大切な顧客の信頼、会社の信用という財産をなくした事件があった。
 商品を作り販売するメーカーは、その大小に拘わらず、会社のブランド名、社員の人格、人柄で成り立つものでありますが、通常、一流会社の子会社になると、そのトップは本社からの天下り人事、社員は本社社員などや、取引先の縁故採用が多くなる傾向である。
 それ故に、社員の資質は親会社より数段下落、現地採用者になれば転職者も多く、タチの悪い社員が潜入しているといわれ、そういう人事が会社の体質を弱くしている原因となっている。
 AシステムB社長、C所長、未上場の会社の一部社員の中には、大切な自社の製品顧客の職業を軽蔑したり、悪口雑言をいうのが趣味の中堅管理職が巾をきかせているという情報がある。
 俺様は、最高の技術者。パソコンも使える腕前で、商人はモノ売りで最低などと軽蔑したり、悪口を言ってはならないなどと諫める同僚には、嫌みを投げつけイジメたり、更には、会社の顧問弁護士に虚偽の被害を大袈裟に吹き込んで、会社の大切な顧客にインネンをつけさせたり、商品を売らずに喧嘩を売るのが趣味の人物がのさぼり、長年の得意先、役所、銀行、農協などから批判が出ているようである。
 そういう悪質社員の人格が、株価に反映しているのか? 2年前から急降下、同業他社は全て黒字なのに、多額の赤字という寂しい現状である。
 会社の顧客、株主などが如何に迷惑しても、大損しても、製品は売らず、弁護士を雇い喧嘩に明け暮れる一部悪質不良社員を処分出来ない限りこの会社の繁栄、株価上昇はありえないことであろう。〉
 怪文書中では、全ての社名、人名ともに実名で登場している。メーカーはたくさんの下請、孫請を抱え、商品の大半はその協力なしでは完成できるはずがない。しかし、お家騒動の負け組は子会社、下請に回され、冷や飯を食わされる。その闘いに負けるわけにはいかないから、死闘になる。A社の製品には部品の不具合が続出したり、製品から火花が出たのにリコールしなかった。大量の重要データ流出などもあった。別の怪文書では〈ユーザに対する安全責任意識を問う〉としているが…。
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